おカネ以外の価値交換が支える新しい経済オルタナティブ 事業テーマ
活動概要
これからのインパクト投資には、既存の金融システムの変革に加え、
自助・公助・共助を再定義するようなおカネの流れの再構築や、新たな価値交換の仕組みなど、
持続的な社会課題解決と価値創造を支える「インパクトエコノミー」の創出が必要と考えます。
そのため、SIIFでは新たな資源循環のためのエコシステムの構築を志向し、
モデルの創出やプレーヤーの育成を行っています。
担当者メッセージ
成長を前提とした既存の資本主義経済の限界が現実となっているいま、社会や経済の仕組みを変えていく必要があります。株式会社アドレスには、地域経済の単なる再興ではなく、「ヒト」や「モノ」などの必要な資源が地域に流れ、そして維持されていくための新しいコミュニティハブとしての役割に 期待して出資しました。現在は協働で「関係人口」の社会的インパクトの可視化に取り組み、人と人とのつながりがどのように地域社会に良い影響をもたらすのかを明らかにしようとしています。また、ハルキゲニアラボでは、新しい「社会や経済の仕組み」それ自体を考え、生み出すことにチャレンジしています。具体的には複数の地域のエコシステムプレーヤーを対象に、支援と協働を行いながら「ヒト」「モノ」「カネ」などの「新たな資源循環」を生み出すための新規事業の開発に取り組んでいます。贈与経済論、コミュニティマーケティング、スペキュラティブデザイン等の先進的な概念を大胆に導入しながら、地域におけるエコシステムづくりの新たな方法論の開発を目指します。

古市 奏文
ケーススタディ
5つの戦略
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- 世界で成長する、3次元の投資構造 インパクト投資
- 経済的リターンと並行して、社会的・環境的な効果を同時に生み出すことを意図する「インパクト投資」。SIIFは日本での事業モデルの創出と市場規模の拡大を目指します。
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価値判断の新たなモノサシを提示する
社会的インパクト評価・
マネジメント - 事業や活動によって生まれる社会的インパクトを定量・定性的に把握する評価と、これを活かして社会的インパクトを高める活動を継続する社会的インパクトマネジメント。双方を日本で実践し、知識開発に取り組みます。
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価値判断の新たなモノサシを提示する
社会的インパクト評価・
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公共セクターのパラダイムシフト
PFS
(成果連動型民間委託)
SIB (ソーシャル・インパクト・ボンド) - 行政から民間事業者に委託する事業に対し、社会的な成果に応じて支払いをする契約(PFS)や、その際に投資家から資金調達を行う手法(SIB)など、公共サービスをより成果志向に変革するための仕組みづくりに貢献します。
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公共セクターのパラダイムシフト
PFS
(成果連動型民間委託)
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- おカネ以外の価値交換が支える新しい経済 オルタナティブ
- 経済資本主義では価値化されにくい社会資本、自然資本、文化資本、人的資本、感情資本等を価値化する事業モデルや仕組みづくりに取り組みます。
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- 意志ある資金がイノベーションを起こす 進化するフィランソロピー
- 個人寄付や民間財団による慈善活動が、革新的効果をもたらすよう、社会的インパクトを持続的に生み出す新しいフィランソロピー活動を後押ししていきます。