「ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンド インパクトレポート」年次発行 ケーススタディ

ヘルスケアベンチャー社会的インパクトの可視化

インパクト評価・マネジメント  行政との連携事業

ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンドは神奈川県が推進する健康寿命の延伸と、未病・最先端医療分野の産業創出等を通じた社会課題解決を目的として設立されたベンチャーキャピタルファンドです。SIIFは、本ファンドへ出資するだけでなく、投資先の全てのベンチャー企業に対して、社会的インパクト評価を実施し、投資先の事業成長と経済的・社会的両面での企業価値向上を支援しています。2019年度は新規投資先6社に加え、既存投資先8社、計14社の投資先の社会的インパクト評価を実施しました。

本ファンドの評価プロセス

担当者からのコメント

インパクト・オフィサー
小笠原 由佳

ベンチャーキャピタルファンドで投資先の社会的インパクト評価を行い、それをインパクトレポートに纏めるという前例のないチャレンジも2年目を迎えました。既存の投資先8社に加え、新規6社のロジックモデルを作成し、目指すべき社会性KPIについて議論を重ねてきました。投資先の皆さんはもちろんですが、ファンドの運営者であるベンチャーキャピタリストの方が社会的インパクト評価の意義をより深く理解し、利用してくださるようになったことが何よりの喜びです。経済的リターンに加えて社会的価値を測る新たなモノサシを提示できるようさらに実践を重ねていきます。

インパクト・オフィサー
小笠原 由佳

投資先からの声

笑美面

弊社の事業領域である老人ホーム業界では、さまざまな誤解から生じた悲惨な社会問題が頻繁に起こっております。その解決に寄与するため事業を展開して参りましたが、これまで自社が生み出す社会的価値に、定量的な指標は持てておりませんでした。今回の評価を通じ、職員がこれまで以上に仕事に誇りをもつことができたらと考えております。また、この指標を外部に発信することで、弊社のプロダクトがもつ価値に気付き、応援してくださる方が増えること、業界としてのあるべき指標を示すことで、この業界の健全な発展につながることを期待しています。

Rehab for JAPAN

社会的インパクト評価は私たちが事業を遂行する上での成績表の一つ。というのも、私たちは「介護に関わる全ての人に、夢と感動を。」というミッションを掲げ、資本的価値と社会的価値の同時実現を目指しています。前者はPL/BS等の会計により測定可能ですが、後者は社会的変化やアウトカムを測る方法や手順に課題がありました。今回の活動をきっかけに、ロジックモデル作成や統計的測定プロセスにより論理的説明が行えるようになり、活動内容そのものの進化を実感しております。今後大きな成果を効果的に継続して出していくために社外PRも積極的に行って参ります。

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